
肺炎は全国や横浜市における死因の上位に入ってきており、一般的に、肺炎のうち1/4から1/3は肺炎球菌によるものと考えられています。特に高齢者や持病のある方は重症化しやすく、菌血症や髄膜炎といった深刻な合併症を引き起こすリスクがあります。
現在、3種類のワクチンがあり、どれを選ぶべきか迷われる方も多いため、日本呼吸器学会・日本感染症学会・日本ワクチン学会の3学会合同委員会の指針に基づき、それぞれの特徴をお示しします。
<肺炎球菌ワクチンの種類と特徴>
現在、日本で使用されている主なワクチンは以下の3種類です。
| ワクチン名 | 特徴 |
キャップバックス | ・最新 ・基本的に1回で完了 ・成人の重症化リスクが高い型に特化 ・日本国内の成人における原因菌の約72.3%〜78%をカバーしており、 |
プレベナー20 | ・基本的に1回で完了 ・小児・成人共通の型に強い |
ニューモバックスNP | ・定期接種(公費)対象 ・免疫持続は短め(5年程度) |
・従来のワクチンは子供と大人の両方を対象に設計されていましたが、キャップバックスは「成人がかかりやすい型」に特化して設計されています。
・日本の成人で重症化しやすい型をより広くカバーしており、従来のワクチンでは防ぎきれなかった型(15A、15C、35Bなど8種類)にも対応しています。
・国内データでは、成人の肺炎を引き起こす型の約75%以上をカバーできるとされています(プレベナー20は約56%)
「1回接種」で完了するシンプルさ
・これまでのワクチン(定期接種)は、効果が5年程度とされていました。
・キャップバックスは基本的に1回の接種で成人向けの肺炎予防が完結します。
・何度も足を運ぶ必要がなく、スケジュール管理が非常にシンプルになります。
過去に「定期接種」を受けた方にも効果的
・過去に65歳の定期接種(ニューモバックスNP)を受けたことがある方も、キャップバックスを追加で接種することで、予防範囲を最新の流行状況に合わせて強化できます。
・前回の接種から1年以上(これまでの5年から短縮)経過していれば接種が検討可能です。
【2026年4月1日より、横浜市の定期接種制度(ワクチン・費用)が変更されました】
横浜市では、予防接種法に基づく定期予防接種として、成人用肺炎球菌ワクチンの費用助成を行っています。国の制度改正に伴い、令和8年(2026年)4月1日以降の接種より、使用するワクチンおよび自己負担額が以下のように変更となりました。
令和8年4月からの定期接種内容
使用ワクチン:プレベナー20(20価肺炎球菌結合型ワクチン)
※これまでの「ニューモバックスNP(23価)」から、免疫が長く持続しやすい「結合型ワクチン」へと切り替わりました。
自己負担額:5,000円
※市民税非課税世帯、生活保護受給の方などは免除制度(無料)があります。事前に区役所での手続きが必要です。
接種回数:生涯に「1回限り」
※過去に公費・自費を問わず、高齢者肺炎球菌ワクチンを一度でも接種したことがある方は、定期接種(公費)の対象外(全額自己負担)となりますのでご注意ください。
定期接種の対象者と対象期間
横浜市内に住民登録があり、過去に一度も成人用肺炎球菌ワクチンを接種したことがなく、接種日現在で次のいずれかに該当する方。
(対象期間:65歳の誕生日当日から、66歳の誕生日の前日まで)
※65歳の誕生日の2〜3週間前に、横浜市から個別に「予診票」とご案内が郵送されます。
(対象期間:60歳の誕生日当日から、65歳の誕生日の前日まで)
※対象となる方は、障害の程度が確認できる書類を持参のうえ、ご自身で区役所の福祉保健課にて予診票をお受け取りください。
<当院では、患者様一人ひとりの健康状態や過去の接種履歴を確認し、最適なワクチンをご提案いたします>
接種費用
ワクチンの在庫確保のため、事前にお電話(045-650-6570)または受付にてご予約をお願いいたします。
肺炎は予防できる病気です。最新のワクチンで、ご自身とご家族の健康を守りましょう。
元町中華街駅より徒歩1分
内科・循環器科
消化器科・呼吸器科
| 医院名 |
|---|
| 医療法人社団 人診会 元町たかつか内科クリニック |
| 院長 |
| 高塚 洋二 |
| 住所 |
| 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町37-8グローリオタワー横浜元町201 |
| 診療科目 |
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